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いつものようにユージくんと帰っていると、急な雨に降られた。 たまたま今日は寄り道していたから、距離的にはあたしの家が一番近い避難場所で……けれどどうにか門を潜った時には、あたしもユージくんも全身びしょ濡れだった。 ……折り畳み傘くらい、鞄の中に忍ばせておけばよかった。 「うわー、やみそうにないね、これは」 玄関の軒先で髪についた雫を手で払いながら、ユージくんが空を見上げて言ってくる。確かに、ちっともやみそうにない……どころか、なんだか遠くで雷まで鳴ってるような気がする。 とりあえずタオルを持ってこようと家の中に上がって(ユージくんは床が濡れることを気にしてか、靴も脱がずにその場で待ってる)、居間まで来たところで。 テーブルの上の書置きに気付いた。 タオルで手を拭いてからそれを取り上げると、もちろんお父さんの書いたものだった。 ……今日はちょっと遅くなりそうだから、夕飯は済ませておいていい、って。 また町内会の付き合いかなにかかな、とか考えながら、タオルを持って玄関まで戻る。ユージくんは盛大にくしゃみをしていた。 ……あれ、震えてる? 「あ、ありがとタマちゃん」 けれどあたしの顔を見るやいつもの笑顔でそう言って、あたしが差し出したタオルを受け取った。やっぱりその場で頭を拭き始める。 ……あたしだけが家に上がって、ユージくんが上がらずに土足のまま、という状況は流石にどうかと思って、あたしは思わず声をかけた。 「ユージくん、上がらないの?」 「ん? でも俺、靴の中まで濡れちゃってるんだけど」 それを言うなら、あたしが既に濡らしちゃってるんだけどな、床。 そう告げると、ユージくんはそれでもやっぱり少し考えた後で、 「じゃあ、お邪魔します」 そう言って、やっと靴を脱いだ。 掃除は後で手伝うから、と、もちろん付け足した。 ……洗面所に来たところで、あたしはとんでもないことに気が付いた。 鏡に、前に立つあたしとユージくんの姿が映ってる。いつの間にか随分と身長に差が開いてしまったけれど、それは今はどうでもよくって。 よく考えたら当たり前のことだったんだけど……あたしの着てる服、透けてる。もちろん濡れてるせい。 下着も丸見えだった。着替える時とか、嫌でも他の女子部員と比較してしまう、小振りな下着。更によく見たら、その中にあるものまでうっすらと…… 慌てて両手で覆ったけど、どう考えても後の祭りだ。顔がもの凄い勢いで熱くなっているのを自覚しつつ、ユージくんの方をちらりと見る。 「あ、タマちゃん、ドライヤーこれだよね?」 ……あたしの方を見てなかった。 というか、今ここでいきなり透けたわけじゃないんだから、ユージくんもとっくに気付いてたはずなんだけど……今の今まで、そんなことおくびにも出さなかった。教えてくれても良かったのに。 それとも……別に、大したことじゃない、と思われてたのかな。 あたしの下着とか……別に、見たってなんにも感じないのかな。 ユージくんに背を向けて、腕の隙間から自分の胸に視線を落とす。 ……ちっちゃい。 とっくにわかってたことだけど、ちっちゃい。 ……先輩達の言ってた「せっくすあぴーる」っていうのがどういうことなのかはよくわかんないけど、とにかくちっちゃいと、男の人の興味を引きにくい、らしい。 前に先輩や宮崎さんから、東さん共々聞かされた話を思い出した。確か、その時先輩達は…… (ユージくんくらいの男の子なら、普通は年上の女の人に憧れるもんだよねー) 本人から直接聞いたわけでもないのにどうして断言できるのかよくわかんなかったけれど、とにかくそういうものらしい。すぐ傍で聞いてた先生も別に否定してなかった。 で、胸がちっちゃいと、そういう「年上の女の人」っぽさっていうのは、あまり出せないみたい。 つまり……あたしの胸なんて見ても、ユージくんはどうとも思わない、っていうことになる、のかな。 「タマちゃん、ほら、頭乾かさないと」 頭の上でカチッという音がして、熱風が後頭部の辺りに吹きつけられた。ユージくんがあたしの背後に立ってドライヤーのスイッチを入れたらしい。 ……位置的には、ほんの少し前を見れば、鏡に映ったあたしの姿が見えるはず、なんだけど。 ユージくんはあたしの髪を乾かすのに夢中になってるみたいで、ちっとも気付いてない。 ……なんだか、悔しくなってきた。日頃からユージくんはあたしを妹みたいに扱ってるけど、年齢はあたしもユージくんも一緒だ。 なにより……あたしだって、ちゃんと成長してるんだっていうことを、証明したくて。 あたしは……隠すために上げていた腕を、恐る恐る下ろした。 ……やっぱり、まだ濡れてる。つまり、見えてる。下着も、その下も。 恥ずかしくて、また顔が熱くなってきた。鏡に映ったあたしの顔は、なんだか滑稽なくらい真赤になってる。 だけど。 「……あれ、タマちゃん? もしかして、寒いの?」 身体を強張らせてるのを全然違う意味に解釈したのか、ユージくんはあたしの姿を見下ろしながらそんなことを言ってきた。 そして、そこでようやく思い出したように、 「あ、そっか。頭より先に着替えた方が良さそうだね」 やっぱり、気付いてたんだ。だったら当然、見たはずなのに……どうしてこんなに落ち着いてるんだろう。 更に悔しさがこみ上げてきた。なんだかこのまま退いてしまったら、あたし一人の完敗のような気がしてしまう。 「ユ、ユージくんっ」 自分でもよくわからない衝動に衝き動かされて、あたしは思わず口走っていた。 「お、お風呂入るっ」 「うん。じゃあ、入ろっか」 ……一瞬、なにを言われたのかよくわからなかった。 けれどユージくんは呆然としてるあたしには構わず、浴室に入っていってしまう。 「あ、流石にお湯は張ってないか……じゃあタマちゃん、とりあえずシャワーだけでも」 まだ返事ができないでいると、やがて浴室の方からお湯の流れる音と湯気が漂ってきた。 「タマちゃーん? これ、シャワーと一緒にお湯出せるよね?」 「え? あ、う、うん。出せるよ」 「じゃあ、お湯が溜まるまでシャワー浴びてようか。えーっと石鹸は……」 ……言い訳無用とばかりに、入る気満々だった。 ………………どうしよう。 でも、あたしから言い出したことだし……ユージくんは既に準備完了してるみたいだし…… それに……さっき感じた悔しさは、まだ胸の中に残ってる。 「…………うん」 意を決して、あたしは服を脱いだ。タオル一枚で身体の前を隠して、浴室へと足を踏み入れる。 そして…… 「……あれ?」 そこに立っていたユージくんの姿を見て、動きを止めてしまった。 「ユージくん……服着たままお風呂入るの?」 長い付き合いだけれど、そんな習慣があるなんて知らなかった。 「へ? いや、入るのはタマちゃんでしょ?」 「…………えっ?」 言葉が続かない。どういうことだろう……? 「ほら、ここ座って。洗ってあげるから」 ……………………えー………… ……結局、あたしはユージくんにほぼ全身を洗ってもらい、それが終わる頃には浴槽にもお湯が溜まっていた。 あたしが肩までしっかりお湯に浸かるのを見届けたユージくんは、「ちゃんと百まで数えるんだよ?」と念を押して、そのまま浴室から出て行った。洗濯と床の掃除をあたしがお風呂に入ってる間に済ませておくつもりらしい。 …………なんだか、納得がいかない。 ちなみに、あまり身体を拭いてなかったユージくんは、洗濯と掃除を終える頃にはきっちりと風邪をひいていた。 もちろん家に帰ることなんてできず、客室で寝ていたところを帰ってきたお父さんに見つかり、一騒動あったんだけど――それは別のお話。
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コンビネーションバトルマーチ+物理職(ペット含む) 風雨テイマ+鳥使い(サマナ) エレメBis+魔法職 範囲職+シマーorMMM バンブー+物理職(ペット含む) コンビネーション 単純に他職との相性みたいなものです。 バトルマーチ+物理職(ペット含む) 低レベル時は効果はそんなに見受けられないが、基本攻撃力が高くなるにつれて非常に効果が大きくなる。 風雨テイマ+鳥使い(サマナ) 風雨の風属性攻撃力アップの効果を、サマナのウィンディで利用する形。 ゲイルパンチ等使用時に、1.7~2.0倍程度のダメージの差がでる。 非常に有効な組合せ。 なおウィンディのスキルを使わない場合、ひとりでこのコンビネーションは可能。 エレメBis+魔法職 エレメによる魔法攻撃力のアップ。 メテオのカンストも比較的早い段階で可能になる。 エレメのレベルが高い場合は、弱化装備のほうが有効な場合が多々ある。 範囲職+シマーorMMM 範囲職はタゲを取りやすいため、シマーやMMMで被弾、ノックアウトを減らすのが目的。 狩りでよく見える光景だが、Gv時にも見受けられる。 ※Gv時は、回復に専念するアスヒWizにかけることもある。 バンブー+物理職(ペット含む) バンブーの性質上、定点狩りで非常に効果的な戦法。 Mobが赤ダメ出る場合は特に効果的。ただ、白ダメ前提なのでコロレベルだと実感が薄い。 スウェブ11Fのデスナイトあたりだと、非常に有効。 ※マスタ前提
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ここのカラオケは3階建てで、建物のど真ん中に1階から3階までの吹き抜けがある。 2階の吹き抜けから1階を見下ろしていると、入り口の自動扉が開き、 高校の制服を着た少女が肩で息をしながら入ってくる。 しばらく、彼女は中腰で呼吸を整えると、携帯を取り出して電話をかけた。 と、俺の携帯の着メロが鳴る。しかし、そこかしこで音の鳴っている場所だから、 2階にいる俺の携帯の着メロに彼女は気づかない。 1,2,3。心の中でカウントしながら俺は階下の彼女を観察する。 こういう間が、人とのコミュニケーションでは重要な意味を持つことがある。 8,9,10と数え続けていると、携帯を耳に当てる彼女の顔がわずかに不安で曇る。 その変化を見届けて、カウント12で俺はようやくボタンを押す。 とたんに、彼女の顔は笑顔に変わる。 「明美、来たのか?」 「来たわよ……あんなメールだけじゃ許すわけないんだから」 携帯から聞こえる声は、とても不機嫌で苛ついている。 しかしはるか下に見える彼女の表情は、 まるで欲しがってた玩具を買ってもらった子供のように輝いている。 ホント女って生き物は生まれながらにして女優だな…… 思わず心の中で舌を巻くが、こちらも声の調子を変えず答える。 「とりあえず、37番の部屋いるから急いで来いよ。 2人分で受付も済ませてるから、早くな。」 とだけ呟くと、突然携帯を切る。そして、 彼女が見上げても視界に入らないよう少し後退し回れ右して そのまま37番の部屋へとゆっくりと歩いていく。急ぐ必要はない。 どうせ彼女は全力疾走で乱れた髪を化粧室で直すのに時間がかかるんだから。 結局彼女が部屋に来たのは俺が部屋に戻ってサンボマスターの歌を 2番まで歌い終わり間奏に入った後だった。 「遅かったな」 髪を整えた彼女は不満そうに答えた。 「ちょっと迷っただけ」 ふーんとさして関心なさそうに呟いて、そのまま歌を続ける。 が、突然彼女はリモコンを握って曲を止める。 「何だよ。まだサビあったのに」 俺が不満そうに呟くと、むーと短くうなって横に座った彼女が詰め寄る。 「さっきも言ったでしょ。あんなメールの一言で許すわけないんだから。 ちゃんと、あたしの前で謝ってよ」 彼女にしてはものすごく怒っているフリをしているのだろうが、 吹き抜けで彼女のほころぶ笑顔を見ている俺は、 彼女がもうすっかり自分のことを許しているのは判っている。 しかしまあ、ここは敢えて彼女の演技に乗っておこう。 「悪かった……だから、今日はここのカラオケでもう飯から何から全部おごるよ。 割引券山ほど持ってるから、何曲だって付き合ってやるし」 「本当?」 「ああ。だからその……許してくんねーかな、明美」 そう呟くと、少し頭を下げて上目遣いで呟く。 「うーんそっかー…じゃあ、まあ許してあげようかな……」 目をそらしながら、彼女……浅川明美は呟いた。 「許してくれるよな、な?じゃあ、仲直りの印だ」 そう言うや否や俺は明美の顎に手を伸ばし、顔の向きを自分の正面へ向けさせる。 と同時に一気に顔を近づけ、そのまま口付けをする。 唇同士が触れ合ったとたん、急な行為に驚いて明美は目を大きく見開く。 しかしその後口の中へ舌を差し入れそのまま歯茎や舌を舐めてやると、 わずかに目を細め負けじと俺の舌に自らの舌を絡め縺れさせることで必死に答える。 彼女もこういうことをするのは1度目ではない。 まだ慣れているとはいえないが、やり方は知っている。まあ、俺が教え込んだのだが。 両腕をお互いの後頭部に回し、少しでも唇が離れないようにして 貪りあうように舌を絡ませあう。ゆっくりと口を離すと、 透明な液が二人の間で橋を作る。 「……また、煙草吸ってた?」 「ああ。わりい、臭かったか?」 「うん、匂う。……でも、嫌いじゃない匂いかも……」 そう言うと、今度は明美のほうから顔を近づけてくる。 唇を噛み合うようにもう一度キスをする。 唾液を交換し合う中、俺は後頭部へ回していた手を少しづつ下降させる。 うなじ、首筋、背中、そして腰まで手を進めた時、 明美は唇を塞がれたまま目を見開いて 「うーんっ」 と必死に唸る。 ゆっくりと唇を離すと、 「ちょ……その先はダメだって……」 と抵抗する明美。しかし俺は下降する手を止めない。 「何でダメなんだ、この先は?」 「監視……カメラ……」 小さな声で天井を見上げながら呟く明美。 彼女の視線の先には、二人を写すレンズがあった。 それ以外にも部屋のあちこちに、計4台のカメラがあった。 しかし俺は明美の肌を揉みしだく手をとめず教えてやる。 「死角に行きゃ大丈夫」 「死角?」 「ここでバイトしてたことあるから知ってるけど、 どうしてもカメラに写らない空間があるんだよ」 そういうと、明美の腕を引っ張り、部屋の西側の壁際まで引っ張って行く。 「はい、ここで壁に手つけてお尻突き出す」 「え、……こんな所で?」 明美を壁向きに立たせ、後ろから両肩をがしっと掴み逃げられないようにする。 「こんな所だから気づかれないんだよ。ほら、早く尻こっちに向けろ」 「でも、ほら……体臭いし……」 「失礼だな。ちゃんと家出るとき洗ってきたぞ」 「や、そうじゃなくて……私、練習試合のあとそのまま来たし……」 顔を赤らめて伏目がちでそうつぶやく明美。 そこで俺は背中から明美の制服に鼻を押し当てくんくんとその匂いをかぎ始める。 とたんに体臭を嗅がれる恥ずかしさに身悶えしながら明美は悲鳴を上げる。 「やだっ、何してるの?」 鼻腔に広がる汗のしょっぱい匂いを堪能しながら、俺は当然のように答える。 「確かに臭いな……でも嫌いじゃない匂いかも、な」 俺の言葉に、明美の顔がさらに紅潮し、耳たぶまで朱に染まる。 髪の毛の匂いを嗅ぎながら、その耳たぶを俺はゆっくりと舐めあげた。 「ひぃやあぁ」 力の抜けた大きな声が漏れたので、俺は明美の小さな口を右手でふさぎ、 左手の人差し指を立てる。 そのまま、俺も明美も動きが止まる。 音の消えた部屋で、明美の荒い呼吸の音と隣室の客達が歌うオレンジレンジの曲が響く。 「な、幽かに聞こえるだろ、隣の奴らの声が。てことは、 あんまりお前が大きな声を出すと……聞こえてしまうかもな、隣に。 そうしたらまあ、覗きに来るかもなあ。まあ、一応扉の外からも死角だけどさ、 部屋間違えたふりして入って来たりとかする奴だっているかもな」 そう脅すと、口を押さえていた手を離す。 そしてまた明美の首筋を舐めあげても彼女は声を発さなくなった。 「いい子だ」 そう呟いて頭を撫でてやってから、俺は口と鼻を明美の背骨に沿って這わせながら 彼女のスカートの中へ両手を入れ、震える臀部にまとっているショーツを膝までずり下げる。 びくびくと体を振るわせる明美の肌の感触と匂いを制服越しに顔で堪能しながら、 彼女の肉穴の周りに指を這わせて優しく揉み解してやると ふううぅという押し殺した声が漏れる。 しかし、明美は不安定な体勢で後ろに腰を突き出して そのバランスを壁に着けた両手で保っているので、 口を手で塞ぐ事も出来ず声を出さないようにするのも一苦労なようだ。 そんな明美の口に後ろから左手を差し出す。 「舐めろ」 自分の臀部のすぐ上で発せられる俺の命令に従い、 明美は左後方を向きながら一心不乱に俺の指をしゃぶり始める。 声を出さぬよう何もせず耐えるより、 口を使って何かに集中していたほうが声を出さなくてすむのだろう。 爪の先から指の股まで丹念に舐め上げる明美。 指が十分唾液で濡れたのを確認してから今度は逆の指を差し出す。 すると、今度は右後方へ身をよじり俺の指を明美が舐め始める。 そしてついに、俺の顔が明美のスカートの上まで移動する。 薄い布地越しに発酵した乳製品のような匂いが漂ってくる。 「ここはまた、格別にいい臭さだな……」 あまりの恥ずかしさに、明美はぎゅっと目をつぶる。 「明美のここも、俺の指も準備は万端だな。じゃ、行くぞ」 そう呟くと、俺は人差し指をそのまま彼女の肉の洞窟へ侵入させる。 ふぅぅ、とまた切なそうな声が漏れる。 しかし、どれだけ明美が泣きわめこうが、俺は指の動きを緩める気はない。 そのまま指のスピードを速め、中指も加える。 そして膣口から垂れる愛液をくんくんと嗅ぎ、ぺろぺろと舐める。 それだけで、まるで狂ったかのように明美は腰をうごめかす。 しかし不安定な体勢のため、俺の攻めから逃れることは出来ない。 ついに膝のショーツのところまで愛液が垂れたのを確認し、 「もうそろそろかな」 と呟き、俺はジーパンのファスナーを下ろし猛り狂う俺自信を取り出す。 とその時、明美が掠れ声をあげる。 「だめえぇ……」 「おい、ここまで来てダメとか冗談はよせ」 「入れられたら……声……我慢できない……」 「……しょうがねえなあ」 俺はそう呟くと、明美のスカートの前半分をたくし上げる。 「ほら、これを噛め」 明美は言われたとおりおずおずと前屈するような体勢でその布地を口で噛む。 「こいつを噛み続けてれば、声を出すことはない。じゃ、入れるな」 後ろのスカートもたくし上げ、肉棒を明美の中へゆっくりとうずめてゆく。 それが深く沈んでゆくたびに、スカートで塞がっている明美の口から 柔らかい布地越しに吐息が漏れてゆく。 そしてついに俺は、陰茎を彼女の最奥まで沈めた。 もうそれだけで明美の腰はがくがくと震え立つ事もままならない様子だった。 上半身はきちんと衣服を身に着けているのに、 下半身のスカートは前も後もたくし上げられ丸出しの明美の姿は、 俺の中の射精感を早めるには十分すぎるほど卑猥で、 さらにその彼女の中はまるで蒸しタオルを何枚も重ねたように熱く湿り、 俺自身のものにひだ1枚1枚が生き物のように絡みつく。 あまり長時間耐えられない事を悟った俺は唇をかみ締めながら 挿入した後すぐさま腰を前後させ始める。 その前後して出入りする肉棒が前屈みで自らのスカートを噛む明美には丸見えで、 それが彼女の情欲を刺激するらしく肉壁が収縮し俺の肉棒の傘の部分をこれでもかと擦りあげる。 背骨や肉が溶け股間のさらに下へ流れ込んで噴き出てきそうになる感覚に俺は必死に耐える。 両手で押さえる明美の腰の角度を変えGスポットを貫くようにし、さらに突きの速度を上げる。 すると、Gスポットを貫かれためスカートを噛んでいた明美の口が開き、 「あっあぁぁぁああぁっ」 という泣きじゃくる赤ん坊のような嬌声が部屋中に響き始める。 壁についていた両手は少しづつずれ落ちてついには床に着き、 膝は力なく折れ跪きまるで動物のように四つん這いの体勢になる。 「イくぞ、明美っ、イクゾッ」 「出してっ、全部ッ、出してええぇぇっ」 二人の叫び声が重なった瞬間、俺の腰は痙攣して一瞬止まる。 そしてその後、内側で何かが通過してゆく感覚と 肉壁に限界まで搾り出される感覚が同時に俺の肉棒を襲う。 あまりの快感に一瞬俺の頭の中が真っ白になる。 弓なりの体勢で絶叫をあげた明美はそのまま床にうつ伏せで倒れ、動かなくなった。 二人の荒い呼吸と隣の部屋から幽かに聞こえる歌だけが部屋の中で聞こえる中、 突然扉の開く音がした。 「ウーロン茶とコーラお持ちしました…って蓮間?!!!!? ……ア、ごめんこれ36番だったマジ勘弁。 じゃあ、その、ごゆっくり」 そういってすぐに扉を閉めた元同僚の声を聞いて、 俺、蓮間亜季彦の頭はさらに真っ白になった。 (アーア、跡がきえてねー) あれから数時間が経過し、家に帰って風呂に入って、俺は自室の鏡の前にいた。 鏡の中の無様な男の頬には、くっきりと赤い手形がついていた。 (ありゃ、本気で怒ってたかな……) 全く、せっかくのめでたい日だってのに、何でこうなるかね。 そう愚痴りながら、ベッドに腰掛けようとすると、携帯の着信音がする。 メールが一通届いていた。明美からだ。そこには、 『お誕生日おめでとう。でも亜季君のこと許さない。バカバカバカバカ』 とだけ書かれていた。 (こりゃ今度の喧嘩は長引きそうだな…) そう心の中で呟いて、苦笑いを浮かべながら俺は部屋の電気を消した。 終わり 作品保管庫へ戻る
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「おやおや小川さん、これはこれは」 集合場所の本屋さんの前で携帯を見ていると、 私に気づいた安藤さんがすたすたと近づいてくる。 「こんばんわ、安藤さん」 私の挨拶に反応がない。 見ると彼女は顎に手を当てたまままじまじと私の方を見つめながら、 ゆっくりと私の傍を一周する。 「……あの、これ、似合ってませんか?」 やっぱり、向日葵の柄の浴衣なんて少し子供っぽかったのだろうか。 「いえいえ、とっても似合ってますよ」 少し間を空けてから、にか~と笑った安藤さんが答えた。 「ま、いきなりコケティッシュ満載な格好で誘惑するのもどうかと思いますし、 最初はこんなもんでしょう、うん」 「そう……ですか……なら、いいんですけど」 「で、誘った主はまだですか?」 「今さっきメールが来ました。もう一人後輩の方を誘ってくるから 少し遅れるって」 清村さんにお茶会(メイプルのケーキを公園で清村さんと食べる集いのことを、 いつからか自然とこう呼ぶようになっていた)で花火に誘われたのはつい昨日。 日曜日は部活もないので、いつも優柔不断な私は珍しく即座にはいと答えていた。 「しかし、4人で花火大会ですか……これが意味するところは何なんでしょうね」 「意味するところ?」 私が首をかしげると安藤さんは考え込むように俯いた。 「二つの事態が考えられます。ひとつは、いきなり小川さんだけ誘ったら警戒されるから あたしともう一人を誘った。もう一つは、単に人数が多ければ賑やかでいいと考えているのか。 このどちらかで、小川さんは出方をかなり変えなければいけなくなりますよ」 「私の……でかた?」 「ええ、もちろん。この滅多にないチャンスに指をくわえているつもりじゃないでしょう? 学校も違うし学年も違う。一週間のうち合える時間も限られてる。 そんな間柄なんて、何もしないでいたらそのままお別れですよ。 と、噂をしていれば清村さんの登場ですね」 安藤さんの視線を追うとそこには髪を短く刈り楕円形の頭をした男の人と、 肩から鞄を下げた清村さんがこちらへ向かってくるのが見えた。 「よ、二人とも早いな。こいつは俺の部活の後輩の安井」 楕円形の頭の人がぺこりと頭を下げる。 「うっす、とりごや高校2年の安井です。清村さんがいつもお世話になってます」 「で、こっちが小川さんと安藤さんだ」 「初めまして、あの、成明高校1年の小川です」 「どうも、町戸高校2年の安藤です」 「じゃ、メンバーもそろった所で早速出店巡りに行きますか。 ちゃんと先輩らしくオゴって下さいね」 気軽そうに清村さんの肩をぽんぽん叩く安井さんの頭に 清村さんが鬼のような笑顔でアイアンクローを極める。 「何でお前が仕切ってんだよ安井?!お前が金なくて 夏休み遊べずバイト漬けだってぼやくから連れて来てやったんだろうが!!」 「これは後者……いえ、もっと悪い第3の事態ですね」 二人のやり取りを見て安藤さんがやれやれとため息を吐きながら私に耳打ちした。 花火が始まるまでまだ間があるので、それまでぶらぶらと露店を回ることになった。 「おお、フランクフルトだフランクフルト。いいなー、食いたいなー」 「はいはい分かった分かった」 清村さんが奢ってあげる。 「ああ、あっちには焼きそばだー」 「全くお前はよく食うな」 清村さんがまた奢ってあげる。 「ああ、りんご飴だーー」 「ハハハ、空気読めよいい加減」 清村さんが顔を引きつらせながらそれでも奢ってあげる。 「自分も空気読めてないでしょうに……小川さんほっといて何後輩と遊んでるんだか」 そんな清村さんを見て安藤さんがボソリと呟く。 「あん?なんか言ったか」 「いえいえなんでもありません」 「あー、あっひはふぁたがひだー」 「だからせめてねだるなら口のものを全部食ってからにしろよ!」 「……とりあえずあいつは邪魔ですねー」 安藤さんの目が妖しく光った。 「あ、あんな所にメイプルで小川さんに絡んだおばさんが!」 「え、マジかよ!」 思わず私と清村さんがそっちを見る。 しかし人ごみの中にそれらしき人物はいない。 と、その時 「うわっ冷たい!」 という悲鳴が背後から上がった。 「あらら、あたしとしたことが土塚スレへ50の倍数個目に投下されるSSに出てくる ブラックねこに躓いて偶然かき氷を安井君にぶっ掛けてしまいました。失敗失敗」 「安井、大丈夫か?」 「うわーん、この人わざとぶふぇらっぼぉ」 と、安藤さんがバランスを崩した。 すごく演技っぽい不自然さで。 「おおっと、そのまま足を滑らせて射的で取ったブレイドブレイバーの 人形を安井君の口に突っ込んでしまいました。これは大変」 「あの、安井さんほんとに大丈夫ですか」 もしかしてこれは、清村さんと私が話しやすくなるよう 安井さんを帰らせようとしているんじゃないだろうか。 だとしてもやりすぎだと思う。 しかし安藤さんはさらに止めの一撃を安井さんに放つ。 「なんてことでしょう、さらに手元が狂って安井君の頭をわた菓子を作る 機械に突っ込ませてしまいました」 「うわああああ、安井が真っ白アフロのプチおしゃれさんに変身したー!!」 とりあえずわた菓子屋さんに謝って、露店の裏に泣き叫ぶ安井さんを座らせる。 「すいません、あたしのドジのせいで安井君を純白アフロから カキ氷の真っ赤なイチゴシロップが滴るいい男に変態させてしまいました」 「……多分それシロップだけじゃなくて血も混じってるぞ……」 「ここはあたしが責任持って介抱しますので、 せめてお二人だけでも楽しんじゃってください」 やっぱりあれはわざとだったんだ。 だけど安藤さん、いくらなんでもこれはやり過ぎなのでは……。 さすがにこれじゃ清村さんが安井さんを心配して二人きりになれないよ……。 「そっか、じゃ安井のこと頼むわ」 えええええええええぇ。 清村さんはあっさりと安井さんの側から離れていってしまった。 「あ、あの、いいんですか、安井さんの怪我ほっといて」 「あれぐらいの怪我ならうちの部活なら日常茶飯事だからな」 清村さんに追いついて聞いてみると、清村さんはこともなげに言う。 後輩が流血しているのに動じないなんて、 きっと私が想像もつかないような厳しい練習を毎日しているんだろうな。 清村さんと安井さんはついこの間までいやいや部活動をしていた 私には想像もできないメニューをこなしてきたアスリートなのだろう。 「やっぱりサッカーって過酷なスポーツなんですね」 自然と憧れの気持ちが声に出てしまう。 しかしそんな私に清村さんは複雑そうな顔をした。 「……ああ、うん、そうだな。ある意味過酷だよ、うちの部活は」 「そんなことより人増えてきたな……人ごみではぐれそうだ」 そういうと清村さんが私の手を握ってきた。 思わず私の体が固まりそうになる。 だけど、そうなったら相合傘の時のように清村さんに 嫌がっていると誤解されてしまうかもしれない。 だから私は努めて普通の振りをした。 「小学校のころまではここの町に住んでてよ、 ここら辺の裏から雑木林の中に入れたはずなんだけどな…… あ、あのお稲荷さんだ! ほら、ここから行けるんだよ。で、見晴らしのいい所へ行けるんだ」 しかし木々の中に足を踏み入れた私達は驚愕する。 「あの、清村さん……」 その薄暗い通り道は、カップルで溢れていた。 しかもそのカップルたちは、お互いに密着したり、唇を重ね合わせたりしていて。 「……なんか、場違いなとこに入っちまったか……?」 「あ、あの、早く目的の場所に行きましょう!」 視界の端に浴衣を肌蹴させた女性がいたような気がして、 私達は耳まで赤くしながら必死になって細い林道を駆けた。 林を抜けて私の視界が開けるのと最初の花火が上がるのは同時だった。 「おお、何とか間に合ったな」 安堵のため息を吐きながら、清村さんが鞄からブルーシートを出して草むらに敷く。 高台から間近に見る極彩色の花々は、幻想的で美しかった。 「きれい……」 「それに大きいな。こっからだと打ち上げ場所が近いからなー」 それからの花火が終わるまでの1時間30分は、本当にいい時間だった。 だけどなぜだろう。 そんな美しい花火を見ているうちに、私の心の中に沸々と不安が湧き上がってくる。 ――学校も違うし学年も違う。一週間のうち合える時間も限られてる。 そんな間柄なんて、何もしないでいたらそのまんまお別れですよ―― メイプルで清村さんとあと何回会えるんだろう。 清村さんとこんな風に過ごせる時間がどれだけ残されているんだろう。 7色の光に照らされる清村さんの顔を横目で見ながら、 私の心はなぜかどんどん負の感情で締め付けられる。 私達の関係も、この花火のようにいつか儚く消えてしまうのだろうか。 「あー、きれいだったな、花火。こっから見たのは正解だったな。 ちょこっと蚊に食われるのが欠点だけど、俺も虫除けスプレーかけてくりゃ良かった」 「あの……清村さん、その、話したいことがあるんです」 「ん、何?」 傾斜のある高台で、私のほうが清村さんより高いところにいたから、 いつもは清村さんを見上げる私が、彼と同じ目線で向き合う。 曇りのない目で見つめられると、鼓動が体の外に聞こえるじゃないかと思うほど大きくなる。 だけど、目を反らせない、反らしたらいけない。 私が告げる言葉は目を合わせないまま言うようなことじゃないから。 「何、結構重要なこと?」 私の様子がいつもと違うことに気づいたのか、清村さんが戸惑ったように聞いてくる。 でも言えない。 そんなに難しい言葉じゃないのに。 全て舞台は整っているというのに。 と、清村さんが畳んだブルーシートを引きなおそうとする。 「……とりあえずさ、すわったほうがいいんじゃないか? 立ちっぱなしだと足に悪いし。ま、気持ちの整理がつくまでじっくり考えろよ」 こういう時でも、清村さんは優しい。 おばさんに難癖をつけられた時も、メイプルで雨に濡れていた時も、 私がどれだけ迷惑をかけてもこの人は優しくしてくれる。 多分このまま私が何も言葉を発さなければ、一晩中私の側にいる。 この人はそういう人なんだ。 「いいんです、今、言いますから」 ブルーシートを敷こうとする清村さんの手を止めさせて、私は深呼吸する。 「あの、私を清村さんの彼女にしてください!!」 それだけ一気に言うと、私は下を向いて唇を噛む。 「……え、彼女?」 素っ頓狂な声を聞いたとたん、私の中の何かが決壊した。 「あの、ごめんなさい、お断りの返事はメールでいいですから!」 驚くのも無理はない。 こんな幼児体型で、凹凸がなくて、中学生と間違われるような 色気のない人間に告白されたんだから。 なんだか無性に恥ずかしくなって、私は一刻も早く清村さんの前から 去りたくなって、林の方へ走り出した。 何か後ろから声が聞こえた気がしたけど走った。 林の中であられもない姿の女性とすれ違った気がしたけど走った。 露店の前で安藤さんに呼びかけられた気がしたけど走った。 そしてそのまま駅前の駐輪場まで辿り着くと、半分泣きながら自転車をこぎ始めた。 林の中で見た女性みたいに胸が大きければ、 彼女にしてもらえたかな、なんて馬鹿なことを考えながら。 『お茶会』の公園の前の坂で携帯が震える。 ――清村さんからだ―― 恐る恐る本文を見ると、そこには 『俺でよかったら、彼女になってください。 こういうのは直接本人の前で言わなきゃいけないけれど、 なるべく早く返事したいからメールでする。悪いな。 さっきはその、突然だったからとっさに答えられずごめん。 ところでさ、考えたら俺下の名前知らな』 と書かれていた。 思わず携帯を落としそうになって、もう一度目を通す。 ――俺でよかったら、彼女になってください―― 確かに、そこにはそう書いてあった。 思わず嬉しさで叫びそうになったところで、またメールが届く。 今度は安藤さんからだった。 『かわいそうな小川さん。こいつに変なことされて半泣きだったんですね? とりあえず捕獲しときましたけどとどめはまださしていません。 煮るなり焼くなり小川さんの好きなほうでヤっときますから、指示をお願いします』 添付された画像には、携帯を持ったまま後頭部から血を流して 気絶している清村さんの姿が映っている。 今度こそ私は手から携帯を落としてしまった。 次話へ進む
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#blognavi バンブーです。 PMも皆さんの協力のおかげで、順調に進んでおります。 次の関門は、礼拝堂です。というわけで、またまたお手伝い様募集です。 募集要項を以下の通り。 今回は、LS内で何回か話に上がったスウィフトベルト取りと 【サブリガ】取りを同時に行いたいと思います。 ■日時 2007年4月28日(土) 21 00~ ■集合場所 礼拝堂前 (LV50制限) ■参加者 Lyll(ナor召)、Bamboo(ナor赤or白)、coloo(赤) Garou(忍)、Jimny(たぶん黒) 補欠:Kagana(詩) 当日参加できそうな方は、参加ジョブを添えてコメント記載を お願いします。 またスウィフトベルトやりたい方は、その旨もコメントに記載です。 以上 GW突入記念のよくばり企画です。 カテゴリ [ミッション] - trackback- 2007年04月22日 01 12 27 コメント行を付け忘れてた^^; -- ばんぶー (2007-04-22 13 00 24) 手伝いできますみゅ>w<ノ -- レファーラ (2007-04-23 14 15 26) 赤しかないですがいきますおー -- ころお (2007-04-23 14 21 46) カギあるからコースはやらずに済むお。 -- じむにー (2007-04-23 21 53 11) ジムニーさん、たすかる~ -- バンブー (2007-04-24 06 54 20) あ、ジョブは、赤白黒召のどれかでいけますみゅう・x・ -- れふぁーら (2007-04-24 08 06 17) ベルトも欲しいんですが、今回は人数が足りていたら最近欠席がちな裏の方に顔出したいです。その後様子見、手伝い足りないようなら参加します -- がな (2007-04-24 10 55 09) 忍狩赤白あたりでお手伝いに行けます。ベルトもお時間あるならお願いしたいです。 -- Garou (2007-04-24 20 13 25) 50だと吟微妙かしら(´・ω・`) あとは臼ヽ(´ー`)ノ -- てぃり (2007-04-24 20 55 28) はぅー…参加します言っておきながらなのですが、母が危険な状態ぽいので急遽実家に帰るかもなので、ちょっと保留でヽ(;´Д`)ノマンション戻ってたら参加でお願いしますみゅうう・x・;; -- れふぁーら (2007-04-25 09 38 27) 【ごめんなさい】 GWバタバタなので欠席でお願いします(つД`) ぱんつ穿きたかったのにぃ(´д`) -- てぃり (2007-04-25 21 43 06) ファーさん、ティリさん、了解です~ -- バンブー (2007-04-26 00 54 49) 赤白侍ナか あたりで参加できます。自分もスウィフト希望でするー -- かつ (2007-04-27 18 20 14) 侍でお願いしま~す -- バンブー (2007-04-28 08 53 54) 今仕事終わったから帰宅する。微妙に遅刻しそう -- がな (2007-04-28 19 49 04) 皆さんお疲れさまでした。ジムニーさん、カギからベルト取りの指示までありがとうございます。今回ので恨みがいっぱいたまったので、ベルト取りはまた別途企画しますね~ -- バンブー (2007-04-29 06 42 21) 名前 コメント #blognavi
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(…なんでこんな事になっとるんだ?) 威厳のカケラもなくクダを巻く酔っ払いに、何故か付いて来ている男子生徒が一人。 しかし問題なのはここが確か俺の部屋だ、という事だ。 「先輩、飲み過ぎは身体に毒っすよ。ほら、生徒の手前もあるでしょう?なあ、岩堀くん」 「俺は別に…どうでもいいっすけど」 やれやれ。この子もなんでまた付いて来て…っと、理由は聞いたんだった。 ”――――本気の出し方、忘れちまうぞ?” 俺のあの発言が彼に与えた影響というのは、まあそれなりに中々のものだったらしい。 副部長の…何て言ったか、髪の長い子。あの子とメル友になったキリノから事情は粗方聞いた。 それはそれで教師冥利に尽きること、なのだが。 (がしかし…問題なのは…) 「コジロー俺、本気の出し方忘れちまったよぉ~」 ……その意味を問うた相手が悪かった、という事だろうか。ああしかしこの先輩はどこまで。 ともかく分からないなら本人に聞きにいこう、という事で師弟揃って俺の部屋を叩いた、までは良かったんだが。 しかし俺にだって自分の経験を教えようにも限界と言うものがある。 「…まあ、朝陽を見る事っす…よ?」 「なんだそりゃ、おいもうちょっと真面目にヒントをくれよ!」 「何スか?朝陽って」 ……だって本当の事なんだもん。 そうこうしてる内に先輩の酒は進み―――――今に至るのだが。 「ヒック…しかし、いいよなあお前らは…」 「はあ…?」 ”お前ら”って、俺と岩堀くんの事か?共通点なんか、あったっけ? 「ちゃんと応援してくれる子がいてさ…オイ、岩堀」 「なんスか?」 「近本とは、どこまでいっとるんだ」 ぶほあっ。思わず水を吹きそうになる。生徒相手にこの先輩は… ん……しかし、その話の内容で、俺? 「……なんであいつと俺が」 まったくだ。いやまてまて。なんか勝手に決められて話が動いているぞ。 「…お前は!まだそんな事言っとるのか!?バカヤロォォォ!!」 だから先輩、窓開けて叫ぶのはやめてくださいっす。近所迷惑っすよ。 「はぁはぁ…んじゃあコジロー、お前の方はどうなんだよ?」 「どう、って言われてもっすね…」 俺、そんな奴いたっけか?…いやいや、いねーぞそんなもん。 まったく思い当たるフシがない。 「俺は…原田に聞いて知ってんだぞ…世話焼いて貰ったり、色々してるそうじゃあないか」 「世話…?」 世話焼き。ああ、その単語からなら。 金髪のしっぽを揺らしながら微笑む誰かの姿が浮か・ばない・ことも・ない、が… (待て待て待て待て待て!違うだろう俺!?) 「…お、今一瞬固まったな!?さてはマジなのかお前?」 「マジっすかこ…コジロー先生?」 「ちょ、ちょっと待って下さいよ!いや違いますって!」 流石にそれはない…が、「ない」って言い切るのもこの場合少し違う… くそ、どうすりゃいいんだ。テレビでもつけて矛先をぶらすか。ピッ。 ”濃厚圧縮!新食感アイス・コアミルク!新発売!” 「む!…かわいいなぁ」 …先輩、そのデレ顔は無いっすわ。 しかし、どうやら追求は収まったらしい。よかったよかった。 ――――って、コアミルクの子ってこんな普通の顔だったっけ?あれ? ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 同日同時刻。惣菜ちば2F。 (…けっこう、カッコよかった…と。) 日記を書き終え、キリノの筆が止まる。 「いやー、あたしも何書いちゃってんだかねえ…」 気が付けば、日記の分量は物凄い事になっていた。 少し適当なところで区切らねば、一生終わらないのではないか、と思うほどに。 内容は試合の感想、と言うよりも最早、主観を書き散らかしただけのような体にしかなっていない。 「さすがにこれは誰にも見せらんないなー…」 そう言ってノートを大事に引き出しにしまうと、ベッドの中へ。 (おやすみ、センセー)
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「・・・あ」 「ん? どうしたのタマちゃん?」 「ジャージ置いてきちゃった・・・ごめん、ちょっと取ってくるね」 「うん」 いつものようにユージくんと帰ろうとしたところで、道場の更衣室に忘れ物をしてきたことに気付いたあたしは急いで取って返した。 鍵は・・・まだかかってない。よかった。 すぐにジャージを見つけ、道場を後にしようとしたら。 道場の裏手から、人の話し声が聞こえた。 なんだろう、ひょっとして泥棒? そちらへと近づくと。 「やべ、誰か来た!」 「マジで!?」 焦ったような声が聞こえて、続いて走り去っていく足音。 誰だったんだろうと思いつつそちらを覗き込むと、やっぱり誰もいなかった。 あたしが近づいてきたのに気付いて、すぐにどこかへ行ってしまったらしい。 本当になんだったんだろう。こんなところでなにを・・・と考えたところで、地面の上になにかが落ちているのに気付いた。 ・・・本? 近づいて見てみると、それは漫画雑誌だった。さっきの人たちが慌てて置いて行ったんだろう。ページが開いたままだ。 身体を屈めて、ちょっとだけ覗いてみる。 ・・・うわ。 開かれたそのページに描かれていたのは、いわゆるその・・・まぐわっている男女の姿だった。 局部に修正こそ入ってるものの、これはつまり・・・えっち本というもの、だろうか。 一気に頭に血が上ってしまい、あたしは目を背けようとした・・・のだけれど。 その寸前で目に入ってきた、描かれている男女のうちの男の人の方の姿(もちろん下にはなにも身に付けてない)に、思わず動きを止めてしまっていた。 ・・・なんだか、ユージくんに似てる、ような。 いやいや、そんなことはないと自分に言い聞かせて首を強く振る。 でも、一度意識するともう止まらなかった。そして目も離せなくなってしまった。 改めて、そこに描かれている男女の痴態を見てみる。 女の人の方は、なんだかアニメにでも出てきそうな奇抜な髪形をしているけれど、男の人の方は割と地味な顔立ちだった。 ・・・益々、ユージくんに似ている。 といっても、あたしはユージくんがこんなふうに息を荒らげて、しかも顔を紅潮させてなにかに耐えているような表情なんて見たことがない。 ・・・頭の中に、ユージくんの顔が浮かんだ。しかもその顔は、見慣れた笑顔じゃなくて・・・目の前のページの中の男の人と、同じ表情だった。 その瞬間、ずん、と身体のどこかに衝撃が走ったような気がした。 どこなのかはよくわからなかったけれど。頭のような気もするし、下腹部だったような気もする。 あたしは吸い込まれるような気分で、その雑誌に手を伸ばしていた。ページをめくってみる。 『○○ちゃん!』 『○○くん!』 男女がお互いの名を呼びながら、さっきのページよりも更に激しく体をぶつけ合っていた。あたしは更にページをめくる。 ・・・が、そこで終わっていた。どうやら最後のページだったらしい。 あたしはページを逆にめくっていった。さっき見たページも通り越して、この漫画の最初のページに辿り着く。 そうして、最初から通して読んでみると・・・大体のストーリーが理解できた。 どうやら、この男女は幼馴染みらしい。 男の人(というか、少年だけど)の方が女の人に小さい頃からずっと好意を寄せていて、ある時ちょっとしたきっかけからそれを打ち明けてしまう。 そうしたら実は女の人の方も男の人のことが昔から好きで、互いに想いを確認し合った二人がそのまま・・・という内容だ。 ・・・といっても、ページ数としては明らかに二人が体を重ねているシーンの方が多いんだけども。えっちな漫画って、こういうものなんだろうか。 読んでいるうちに、あたしは自分の中になにか得体の知れないものが広がっていくのを感じていた。 ・・・幼馴染みの、男女。しかも男の人の方は、なんかユージくんに似てる。 知らず、あたしはページの中の男女を自分とユージくんに置き換えていた。 ・・・ない、と思う。 あたしとユージくんがこんなことになるなんて、ない。幼馴染みって、そういうものじゃないはず。 でも・・・もう一度、さっきのユージくんの顔が頭に浮かんだ。荒い息をついて、切なげな表情であたしの名前を呼ぶユージくん。 ・・・またしても、衝撃というか電流というか、そんなようなものが走った。脳天から下腹部にかけて。 堪えきれなくなって、あたしはページを閉じて立ち上がった。 なんだか、体が無性に熱い。特に・・・その、下半身の方が。あと、あまり大きいとは言えない胸の先端辺りも。 顔も真赤になっているかもしれない。心臓もうるさかった。頭までぼーっとしている。 あたし、変だ。 じっとしていられず、そしてもちろん猛烈な恥ずかしさもあって、あたしはその場から駆け出していた。急いで自転車置き場に戻る。 「あ、タマちゃん遅かったね。ジャージ見つかった?」 「ううう、う、うん」 まったくもっていつも通りの(当たり前だけど)表情で聞いてきたユージくんに、あたしは思いっきりどもってしまった。 ・・・どうしよう。ユージくんの顔をまともに見られない。 「・・・? タマちゃん、どうしたの? なんか顔が赤いよ?」 「は、走って戻ってきたから・・・じゃないかな」 「息もなんか荒いし・・・」 「そ、それも、走ってきたから・・・だと、思う」 「動きもぎくしゃくしてるし」 「き、気のせいだよ」 ユージくんの指摘を必死で誤魔化しつつも、しかしあたしの体調は悪化する一方だった。 ・・・というより、ユージくんの声を聞いているせいかもしれない。 体が熱い。頭に靄がかかったみたいに、ぼーっとしてしまう。 「・・・タマちゃん、ちょっとごめん」 「え?」 ユージくんがあたしの頭に手を伸ばした。 ・・・体の熱さが、一気に限界に達した。 「うわ! タマちゃん、顔真っ赤だよ!? 大丈夫!?」 「だ・・・」 大丈夫、と言おうとしたけれど、できなかった。脚から力が抜けていく。 倒れそうになったあたしの体を、ユージくんがすぐに受け止めた。 ・・・さっきまで感じていたのとは段違いに強烈な衝撃が、全身に走った。びくん、と体が震える。 「た、タマちゃん!? なんか、ホントにおかしいよ!? どうしたの!?」 「わ・・・わかんない・・・」 辛うじてそれだけを言うことができた。 ・・・ユージくんに触れられている箇所が、ものすごく熱くなっている。 全身が、剣道の試合の時とは比べ物にならないほど敏感になっていた。 でも、それ以上に熱くなっているのは・・・胸の先と、下腹部の方。 そして頭の中には、やっぱりさっき思い浮かべたユージくんの顔が張り付いていた。 「ゆ・・・ユージくん・・・」 異様に熱気を帯びた吐息と共に、ユージくんの名前を呼ぶ。 ・・・さっき見た漫画の中で、女の人が男の人に対してそうしていたように。 「タマちゃん、ちょっとごめん」 ・・・けれどユージくんは、漫画の中の男の人と同じ反応をしたりはしなかった。当たり前だけれど。 いわゆるお姫様抱っこの形であたしの体を持ち上げ、そのまま校舎の方に向かって歩き出す。 「まだ開いてるはずだから、保健室行こうタマちゃん。それまで我慢してね?」 「う、うん・・・」 なんとか頷いたけれど、やっぱりユージくんに触れられている部分が熱いままだった。ひょっとしたらじっとりと汗ばんでいるかもしれない。 胸の先は既に下着と擦れて痛いくらいにまでなってるし、下半身に至ってはなんだか妙な感触までしてわけがわからない。 あたしの体・・・一体どうしちゃったんだろう。 あたしが自分の体の異変の正体を知ったのは、保健室で先生に話を聞いてからのことだった。 ちなみにその間、ユージくんは先生に言われて保健室を出ていたので、羞恥で真っ赤になったあたしの顔を見られずに済んだ。 ・・・先生から替えの下着を借りてから帰ったけれど、やっぱりあたしはユージくんの顔を直視できなかった。 とりあえず、明日からどうやってユージくんと接すればいいんだろうか。
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アーカイブ @wikiのwikiモードでは #archive_log() と入力することで、特定のウェブページを保存しておくことができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/25_171_ja.html たとえば、#archive_log()と入力すると以下のように表示されます。 保存したいURLとサイト名を入力して"アーカイブログ"をクリックしてみよう サイト名 URL
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悔しい悔しいくやしいクヤシイ。 今日の町戸高との練習試合。初めての対外試合。 あたしは、負けた。 チームのお荷物にだけはならないように。ただ、それだけだったのに。 あんなにいっぱい、当たったのに。有効打突にならなかった。 悔しい。 「ミヤミヤ、どうしたんだー?悩み事かー?」 「ダンくん・・・」 練習試合の後、ダンくんの家にお邪魔した。 男の子らしい部屋。そこにあるものひとつひとつにダンくんを感じる。 あたしの全てが、ダンくんに包まれている気分になる。 ダンくんは、あたしが二本とられたスコアを書くとき、どんな気持ちだったんだろう。 「・・・ううん、なんでもない」 精一杯、作り笑い。 この顔をするのも、さすがに慣れた。 「なんでもないって顔してないぞー。俺、なんでも聞くぞ?」 ダンくんまでそんな顔しないで。 いつもの笑顔のダンくんでいて。 ダンくんはこっちにきて、あたしの直前で立ち止まった。 「俺は、ミヤミヤの力になりたい」 そう言うとダンくんはあたしにキスをした。 安心する、ぬくもり。 「ダンくん・・・」 「だって俺はお前の彼氏じゃないか!」 ダンくんのとびっきりの笑顔。 あたしはダンくんを抱き寄せると、膝の上に座らせた。 「ダンくんは、優しいね」 あたしはダンくんをぎゅっと抱きしめた。 「ミヤミヤ・・・」 「今日、あたしだけ負けたでしょ。あたし、チームのお荷物なのかなって。そんなこと考えてた」 「ミヤミヤは、お荷物なんかじゃないよ」 「・・・ううん。今日はタマちゃんが2回出ても許されたけど、次はどうだかわかんない。 相手の不戦勝で二本、こっちに不利になる。あたしが負けるとタマちゃんたちは誰一人として負けは許されなくなる。 少なくとも二人は勝たなきゃいけないし、そうだとしたら二人とも二本勝ちを要求されちゃう」 「・・・」 「みんなにプレッシャー、かけさせちゃう、あたし・・・」 チームにいなくてもいい。 それが今のあたしの立場。 「ミヤミヤは、いなきゃダメなんだ」 「ダンくん・・・?」 「ミヤミヤは室江高剣道部にいて、みんなと一緒に試合にでなきゃだめなんだ」 ダンくんの体が熱くなってくる。 「いつか勝てる日がきっとくる。みんなだってそう信じてるからミヤミヤに熱心に教えてくれてる。ミヤミヤは今自分にできることだけを考えればいいんだと、俺思う」 「・・・そうかな」 「そう!ただ、できる限りのこと、しなきゃだけど。大丈夫、俺がいる。俺もミヤミヤと一緒に、強くなるから」 ダンくんの腕が、あたしを抱きしめた。 あたしの体も、特に顔のあたりが熱くなった。 「これからも、一緒に練習していこう。強くなろう」 「・・・うん」 あたしの目から涙が零れ落ちた。 どれくらい時間が経ったんだろう。 ダンくんの肩は、あたしの涙で湿っている。 ダンくんはずっとあたしの頭をなで、背中をさすってくれていた。 「ん・・・ありがと、ダンくん。もう、大丈夫」 「本当にかー?」 「うん、ダンくんのおかげ」 今度はあたしからダンくんにキスをした。 「・・・だいすき」 改めて言葉にすると、どきどきする。 「多分、俺のほうがもっとずっとミヤミヤのことだいすきだぞ!」 少し赤くなったほっぺた。 目尻の少し下がった、優しい目。 そしてなにより、笑顔。 あたしは、ダンくんが必要なんだ。 あたしは、ダンくんの傍にいたいんだ。 あたしは、ダンくんがだいすきなんだ。 「じゃあ、どれくらいだいすきなのか教えて・・・?」 そうしてあたしはまだ慣れない、大人のキスをした 「んっ・・・ぅん」 自分から大人のキスをしたことは、ほとんどない。 だから、どうすればいいのかなんて、わからない。 恐る恐る舌先を伸ばして、ダンくんの舌と触れ合わせる。絡ませる。 唇で、ダンくんの唇を噛む。 体の力が抜けていく。 頭がぼうっとしてくる。 「っはぁ・・・」 少し疲れて、唇を離す。 自分のものじゃない唾液が纏わりついているのがわかる。 ダンくんと目が合うと、今度はダンくんから、大人のキスをしてきた。 「ん・・・はぁ・・・ん・・・」 ダンくんは、キスが上手なんだと思う。 キスすると、あたしの体が、ダンくんに触れてほしがってくる。 ひとつに、なりたがってくる。 ダンくんの手があたしの髪、顔、首筋、背中、腰、全身を這う。 もう、あまりものを考えられない。 目の前のダンくんしか感じられない。 ダンくんはあたしの舌をちぅっと吸うと、あたしを押し倒した。 「そんなこと言っても、ミヤミヤが可愛すぎて、俺、きっと止まれないよ」 あたしの髪をなでながら、ダンくんは言った。 あたしは体を起こし、軽くキスをした。 「いいよ・・・あたしのだいすきなダンくんだもん」 再び押し倒されると、ダンくんはまた大人のキスをしてきた。 このキスをすると、体にスイッチが入ったみたいになる。 女としてのスイッチ。 あたしは女なんだ、そしてダンくんは男なんだと再確認する。 ダンくんの手が首筋から肩へ、胸へと這い、撫で回す。 その度あたしの体に電気が走ったみたいにぴくっと反応する。 塞がれている唇のせいで、ぐもった声が漏れる。 少しでもダンくんに触れていたくて、あたしは腕をダンくんの首に回した。 ダンくんは唇を離すと、今度は首筋に吸い付いてきた。 ちゅっと、音がする。 熱い。 「っん・・・」 ニットのベストを脱がされ、リボンを解かれる。 ボタンがひとつひとつ丁寧に外され、あらわになった肌にダンくんはくちづけていく。 くちづけの軌跡が熱い。 「ゃぁ・・・ぁ・・・」 全てのボタンが外れ、ブラウスを脱がされた。 あたしは自分だけが肌を露出しているのが少し恥ずかしくて、今度はあたしがダンくんのネクタイをとり、シャツを脱がした。 「っやぁ・・・やっ」 ダンくんが耳を噛んでくる。 聞こえてくる音が、なんだかやらしくて、 くすぐったいような、気持ちいいような、不思議な感覚で、 逃げたくなる。 だけど、ダンくんに触れていたくて、 精一杯、触れていたくて、 あたしはダンくんを抱きしめる腕に力を込めた。 知らない間にダンくんはあたしのブラのホックを外していたみたいだった。 ダンくんは耳を開放すると、ブラをとって、先端をちろちろと舐めはじめた。 ダンくんは力ずくなことをしない。 壊れやすいものを扱うかのように、優しくあたしに触れてくれる。 そうすると、あたしの中の本能がもっと、もっとって叫んで、体中ががうずうずしてくる。 今のあたしにできるのはダンくんに触れることくらいで、あたしは夢中で目の前のダンくんを求めた。 そうしたあたしの変化に気づいたのか、ダンくんは胸をいじるのをやめて再びキスをしてきた。 ダンくん、ダンくん、ダンくん、ダンくん それしか頭にないあたしは、夢中でダンくんの唇を吸った。 ダンくんの手が太ももを這う。 もっと、もっともっと、 ダンくんを感じたい。 ますますあたしの体は熱くなっていった。 ダンくんはあたしのスカートを脱がすと、太ももに口付けてきた。 肝心の部分には手を触れることなく、その周りに執拗に触れてくる。 もう、理性とか、恥ずかしさとか、そういうのはどこかへ行ってしまった。 ダンくんとひとつになりたい。 ダンくんに愛されたい。 ただそれだけの思いで、ダンくんのズボンとパンツを脱がせた。 あたしは恐る恐る準備万端なそれに触れてみたけれど、思わず手を引っ込めてしまった。 おおきい。 一般的にどれくらいなのかわからないけど、あたしにあの大きさのものが入ってくるんだと考えると、少し怖くなった。 ダンくんはあたしの下着を脱がし、また大人のキスをしてきた。 ダンくんは机の中をがさごそすると、あたしに背を向けた。 一瞬何をしているんだろう、と思った。 コンドーム。 急にこんなことになったけれど、ちゃんと持っててくれたんだ。 つけ終えたダンくんは、あたしのだいじなとこに触れてきた。 「あっ・・・やあぁぁ・・・」 あたしのそこはちゃんと濡れていてくれたみたいで、ダンくんの指を容易に受け入れた。 その指で優しくあたしの中を撫で回すと、今度は外の突起をすりあげてきた。 「ひっ・・・ぁん・・・やっ」 何度も何度もダンくんは突起に刺激を与えてくる。 その度にあたしの体はぴくっと反応する。 数回目の刺激を与えたあと、ダンくんはキスしてきた。 「ミヤミヤ、だいすき」 「…ダンくんだいすき」 ダンくんのが、あたしの中へと入ってきた。 「やぁああああぁああ」 今までに味わったことのない感覚。 あたしはその感覚に対して、叫ぶことしかできなかった。 「ああああぁあ」 ダンくん、ダンくん、ダンくん、ダンくん、ダンくん、ダンくん、ダンくん、ダンくん ダンくんを求めたあたしの手は、ダンくんに引っかき傷を作った。 しだいにあたしのそこは不思議な感覚になってきた。 あったかい。 満たされてる。 そう、感じるようになってきた。 ダンくんは最初にあたしの中に入ってきてから、動かずにあたしの頭を撫でてくれていた。 ダンくんの目が、あたしに大丈夫?と話しかけてきているようだった。 あたしが黙ってうなずくと、ダンくんは腰を使うようになった。 「あっ・・・あっ・・・んっ・・・あっ・・・」 浅いところで、ゆっくりと、リズムよく。 さっきより少しは冷静になったあたしは、どうしてか思うようになった。 怖い。 ダンくんは優しくて、無茶は一切しなくて、だけど、怖い。 それが身動きのとれないこの体勢のせいだと気づいたときには、ダンくんは大分奥のほうまで突いてくるようになっていた。 あたしはダンくんにキスをすると、体を起き上がらせた。 あたしたちのそこはつながったまま、二人とも座った姿勢になった。 さっきよりも、奥のほうまでダンくんがいる。 友達に、聞いたことがある。 エッチするときに、必ずしも男が上である必要はなく、女が上になったっていいと。 あたしはダンくんを押し倒すと、ゆっくり、とてもゆっくり、腰を動かし始めた。 「あっ・・・あん・・・あん・・・はぁ・・・」 あたしの拙い動きを、ダンくんはどう思っているんだろう。 何度もダンくんのが抜けてしまう。 それでもあたしは、無我夢中だった。 ダンくんはしばらくそんなあたしを見たあと、腰をつかんで下から突き上げてきた。 あたしの中に深くダンくんが入ってきたときに、下からくる衝撃で、あたしは体に力が入らなくなった。 何度目かの衝撃を受けた後、とうとうあたしは自分で座っていられなくなった。 ダンくんの胸に倒れこむと、ダンくんがぎゅっと抱きしめてくれた。 「ん・・・ダンくん」 ダンくんの頭を抱え、キスをする。 ダンくんの髪の毛はしっとりしていた。触れ合う胸や、お腹からも、ダンくんが汗をかいているのがわかった。 唇を離すと、ダンくんはあたしをそっとベッドに寝かせた。 「ねぇミヤミヤ、もうちょっと、がんばれる?」 あたしの髪を撫でながら、ダンくんは言った。 「・・・うん、がんばれる」 「ダンくんと一緒なら、がんばれる」 唇を塞がれる。 舌が絡みつく。 意識が、もたない。 ダンくんがまた入ってくる。 最初に比べると、容易にあたしはダンくんを受け入れた。 「あっあっあっあっやぁっあっ」 さっきまでのゆっくりしたリズムの倍くらいの速さで、ダンくんは腰を打ちつける。 感覚が、なくなっていく。 ダンくんが倒れこんできたのを見届けて、あたしは意識を失くした。 どれくらい眠っていたんだろう。 横ではダンくんが眠っていて、ダンくんとあたしにはちゃんとタオルケットがかけられていた。 眠ってしまう前のことを思い出す。 しちゃったんだ、最後まで。あたしたち、大人になっちゃったんだ。 寝てるダンくんを抱きしめる。肌と肌が触れ合う。 「・・・だいすき」 あたしはそう言うと、ダンくんにキスをした。 おしまい。